WPBeginnerスポットライト10：WordPress 6.8プレビュー、新規AIツール、プラグインニュース

3月はWordPressエコシステム全体で忙しい月となりました。WordPress 6.8 の最初のリリース候補（RC1）がテスト用に利用できるようになり、人気のプラグインに革新的な新機能が追加されました。

WPFormsのスマートなフォーム計算からStoreAgentの自動化されたWooCommerceヘルパーまで、AIは引き続き繰り返されるテーマである。

また、特筆すべきクオリティ・オブ・ライフの改善も相次いでいる。Uncanny AutomatorはDiscordとRSSと統合され、AIOSEOは新しいクロールコントロールを追加し、WP Simple PayはユーザーにとってStripeコンプライアンスをより簡単にした。

あなたが開発者であれ、サイトオーナーであれ、あるいは単に最新のツールを追いかけるのが好きな人であれ、今月はキャッチアップすることがたくさんあります。

WPForms、よりスマートなフォームのためにAIを活用した計算機能を追加🪄。

複雑な計算フォームの作成がとても簡単になりました。WPFormsには強力なAI計算機能が搭載され、カスタム計算式を作成することができます。

WPFormsのAIアシスタントとチャットすることで、ダイナミックでリアルタイムな数式を数秒で作成することができます。シンタックスやロジック構築は必要ありません。

eコマースの価格設定、イベントの見積もり、授業料などに最適です。要望を入力するだけで、あとはAIがやってくれます。

この新機能はWPFormsの既存のAIツールをベースにしています。個別プロンプトでフォーム全体をジェネレータ化したり、フィールドの選択肢を自動的に入力したり、さらには数秒でフォームを他の言語に翻訳することもできます。

WordPress 6.8リリース候補版公開。最終リリースは2025年4月15日を予定しています。

WordPress 6.8の最初のリリース候補版（RC1）がテスト用に公開されました。これは、2025年4月15日に予定されている最終リリースに向けた重要なステップとなります。

今回の更新では、サイトのパフォーマンス、セキュリティ、ユーザーエクスペリエンスの向上を目的とした多くの機能強化が行われている。

WordPress 6.8の主な機能は以下の通りです：

• 投機的ローディング：この機能は、ユーザーが次にアクセスする可能性の高いリソースを予測し、事前にロードします。その結果、ページのロード時間が短縮され、スムーズなブラウジングが可能になります。
• bcryptでパスワードセキュリティを強化：WordPress 6.8では、パスワードのハッシュ化をbcryptに移行しました。これにより、ブルートフォース攻撃に対するセキュリティが向上し、最新のセキュリティ標準に沿うようになりました。
• ブロックエディターの改善：ユーザーは、より優れたブロック・インタラクション、より多くのスタイル・コントロール、そしてより改善された編集エクスペリエンスの恩恵を受けることができます。これらの機能により、ブロックエディター内でのコンテンツ作成がより直感的で柔軟になります。

開発者やテスターの方は、今すぐリリース候補版をお試しください。これにより、新機能に慣れ、最終リリースに先駆けてテーマやプラグインとの互換性を確保することができます。

詳細な機能やスクリーンショットを含むWordPress 6.8で提供される機能の包括的な概要については、WordPress 6.8で提供される機能とスクリーンショットをご覧ください。

ストアエージェント、WooCommerce店舗向けAIアシスタントの提供を開始 🤖｜日本経済新聞

WordPressとWooCommerceの分野で長年有名なJosh Kohlbach氏は、店舗オーナーの時間と労力を節約するために設計されたAI搭載のツールセット、StoreAgentを発表した。

StoreAgentは、AIとチャットするだけでなく、オンラインストアの実際のタスクを処理するスマートな同僚のように機能します。

これらのAIエージェントは、商品説明の作成、簡単な概要の作成、タグの提案、さらにはストアのコンテンツの監視まで行うことができます。また、WooCommerceのダッシュボードから、レビューを要約したり、カスタマーのQ&Aをサポートすることもできます。

ジョシュは、目標はChatGPTスタイルのチャットボックスを超え、より実際のアシスタントのように感じられるものを作ることだったと言う。

StoreAgentはその第一歩であり、退屈な仕事をこなし、クリエイティブであり続けることを支援し、商品ページを改善する方法を提案するAIエージェントの集合体である。

StoreAgentは従量課金制で、新規ユーザーは500クレジットを無料で入手できる。Shopifyバージョンやその他のプラットフォーム拡張も計画中である。

PushEngage、AIキャンペーンとWooCommerce注文通知を追加🔔。

PushEngageは、カスタマーエンゲージメントを向上させ、時間を節約することを容易にしました。プッシュ通知プラグインに2つの大きな機能が追加された：AIを活用したメッセージジェネレータと WooCommerce注文通知の自動化だ。

この新しいAIツールを使えば、コンバージョンの高いプッシュメッセージを数秒で作成できます。目標を入力するだけで、ジェネレータが最適化されたテキストを生成し、すぐに送信できます。

コピーライティングに時間をかけずに結果を出したいマーケティング担当者に最適です。✍️

WooCommerceの更新は、ストアオーナーにとってさらにエキサイティングです。購入、処理更新、配送通知などの注文イベントに対してプッシュ通知を送信できるようになりました。

これにより、カスタマイザーを常に把握し、サポートチケットを減らし、さらには社内のチームに警告することができます。

また、放置されたお買い物カゴを回収したり、フォローアップキャンペーンで自動的にレビューを依頼することもできます。全体的に、これらの新機能は、より多くのリピートトラフィックとより少ないミスセールを望むストアオーナーのために設計されています。

Uncanny AutomatorがRSSとDiscordの統合を追加 ⚙️

最も強力なWordPress自動化プラグインであるUncanny Automatorは、2つの新しい統合を追加しました。ユーザーはRSSフィードを使用してアクションを自動化し、Discordチャンネルに直接自動メッセージを送信することができます。

新しいRSS統合により、フィード更新時にアクションをトリガーしたり、サイト上のアクションからフィードを作成することができます。例えば、Slack、Discord、ニュースレターツールに新しいブログコンテンツを自動的に投稿することができます。

一方、Discordとの統合はオンラインコミュニティに最適です。ユーザーがコースを完了したとき、フォームを送信したとき、または注文したときにチャンネルメッセージを送信するように設定できます。

会員制サイト、LMSプラットフォーム、WooCommerceストアなど、視聴者にリアルタイムで情報を提供したい場合に最適です。

さらに、これらの新機能はAutomatorの既存の統合機能とシームレスに動作します。つまり、RSSやDiscordをLearnDash、WPForms、BuddyBoss、WooCommerceなどのツールと連携させることができます。

AIOSEOは、より良いSEOのための高度なクロールコントロールを追加しました🚀。

人気のWordPress SEOツールキット、All In One SEOが メジャー更新されました。この新しいリリースでは、クロールデータをクリーンアップし、不要なボットをブロックし、サイトのパフォーマンスを向上させる強力な新ツールが追加されました。

目立った機能としては、アップグレードされたクロールクリーンアップがある。内部検索URLの長さを制限することができる。また、検索キーワードから絵文字やスパムパターンを削除することもできる。さらに、きれいな検索URLを生のフォーマットにリダイレクトすることもできる。

これらはすべて、重複コンテンツやクロール予算の浪費を防ぐのに役立つ。

検索エンジンが内部検索ページをクロールするのを完全に止めることもできるようになりました。AIOSEOは、robots.txtファイルに、?s=や /search/のような一般的な検索クエリーパターンに対する不許可ルールを自動的に追加します。

AIクローラーは増加の一途をたどっており、これらすべてのクローリングがサイトのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。AIOSEOの新機能であるボットブロック機能を使用すると、既知の悪質なボットやAIクローラーをブロックすることができ、権限なしにコンテンツをトレーニングに使用する可能性があります。これらの設定は、プラグインのrobots.txtエディターに直接ビルトインされており、簡単にアクセスできます。

AIOSEOはまた、UTMパラメータの処理方法を改善するためにクエリーアーグモニタを更新しました。現在、UTMリンクは自動的に ?この設定により、検索結果でのURLの重複を避けながら、アナリティクスを維持することができます。

WP Simple Pay、Stripeコンプライアンスアラートとよりスマートな価格設定オプションを追加💳。

WP Simple Payは、WordPressユーザーがStripe決済をより確実に管理できるよう、新機能をリリースしました。

最新の更新には、WordPressダッシュボード内のStripeアラート、柔軟な価格設定ルール、購入手続きをクリーンかつコンプライアンスに保つための支払い制限が含まれています。

注目の機能は、プラグイン内のStripeアカウント通知です。Stripeのダッシュボードを毎日チェックする代わりに、WordPress内で重要なアラートを直接確認できます。このアラートには、支払い確認の問題、コンプライアンスに関するリマインダー、その他のアカウント必須事項などが含まれ、すべてリアルタイムで表示されます。

また、必須価格オプションも導入され、任意の支払いフォームに必須の手数料やアドオンを追加できるようになった。

これは、サポート料金、予約アドオン、または1回限りのセットアップ料金のようなものに最適です。カスタムコードを書くことなく、より透明で柔軟な価格モデルを構築することができます。

また、不正行為や規制の上限を心配する場合は、カスタマイザーで上限額を設定できる新機能もあります。寄付金額の上限を設定したり、ギフトカードの金額を制限したり、誤って過剰に寄付してしまうのを防ぐことができます。

MonsterInsightsがお買い物カゴ放棄レポートを追加 📈失われた売上の回復を支援します。

WordPress用GoogleアナリティクスプラグインNo.1のMonsterInsightsは、ショップオーナーに何が取り残されているかをより可視化する新しいお買い物カゴ放棄レポートを導入しました。

どの商品が購入手続きでドロップされたかを推測する代わりに、何がいつ放棄されたかを正確に把握できるようになりました。

新しいレポートは、2つの主要セクションに分かれています。商品レポートは、どの項目が、どれくらいの頻度で、どれくらいの収益が潜在的に失われているかを示します。

一方、日次レポートでは、日ごとの放棄のピーク時間や収益への影響を表示することで、傾向を把握するのに役立ちます。

戦略を微調整し、逃した売上を取り戻したいと考えている店舗オーナー、マーケティング担当者、商品管理者にとって役立つツールだ。インサイトは、在庫計画、販促のタイミング、さらには購入手続きのデザイン変更の指針となる。

MonsterInsights Proをお使いの場合は、最新バージョンに更新し、WordPressダッシュボードのeコマース ” カート放棄にアクセスするだけで、レポートの検索を開始できます。

その他のニュース 🗞️

• WordPress用の強力なプライバシー・コンプライアンス・プラグインであるWPConsentが、Google Consent Mode V2に対応しました。ユーザーの同意に基づいてGoogleタグを自動的に調整し、プライバシーコンプライアンスを改善します。また、CSV形式で簡単に記録をエクスポートできるようになり、同意ログ管理が改善されました。
• 人気のWordPressページビルダープラグイン、SeedProdは、15個の新しい業界別テーマを追加しました。また、カスタムヘッダー、小見出し、クリッカブルボタンに対応したImage Carouselブロックもアップグレードしました。
• WooCommerce はProduct Editor v3 をWordPress Data Views と Forms に対応させる準備を進めています。また、開発者にベータ版の作業を一時停止するよう勧告しています。

• 人気のWordPressバックアップと移行プラグイン、Duplicatorは、バックアップ管理を合理化するための新機能を導入しました。これには自動バックアップログクリーンアップとワンクリック削除オプションが含まれます。

• WordPressプラグイン開発者のリーダーであるUpdraftPlusは、プライバシーに配慮した分析プラグインであるBurst Statisticsを買収し、ポートフォリオを拡大しました。この買収は、ユーザーのプライバシーを優先しながらサイト管理ツールを改善するというUpdraftPlusのコミットメントに従ったものです。

• WordPressで人気のホスティングサービス会社Hostingerが Horizonsを発表した。このAIを搭載したウェブアプリビルダーにより、ユーザーはコーディングの知識がなくてもカスタマイザーでウェブアプリケーションを作成することが有効化されます。
• HeroThemesは、ユーザーがブラウザーツールバーから直接ナレッジベースにアクセスできるHeroic KB Chrome Extensionを発表しました。このツールは、カスタマイザーサポートチームがタブを切り替えることなく、ナレッジベースの投稿を素早く検索・表示できるようにすることで、生産性を向上させるように設計されています。
• 人気のWordPressコードスニペットプラグイン、WPCodeは、スニペットショートコードファインダーを導入しました。これにより、ユーザーはWordPressサイト全体で特定のショートコードが使用されている場所を見つけることができます。さらに、更新は、ユーザーがお買い物カゴのコンテンツに基づいてコードスニペットを実行できるようにすることにより、WooCommerceの統合を改善します。

• Formidable FormsはGDPR コンプライアンスフィールドを導入し、WordPress フォームでユーザーの明示的な同意を簡単に得られるようにしました。この機能により、データ収集がプライバシー規制に沿ったものになります。
• Envira Galleryは、画像のブラウジングとプレゼンテーションを向上させるために、検索アドオンと垂直フォーカスレイアウトを追加しました。検索機能は、ユーザーがタグや説明を使って素早く写真を見つけるのに役立ちます。一方、新しいレイアウトは、より没入感のあるギャラリー体験のために、スクロール可能なサムネイルストリップと一緒にアイキャッチ画像をハイライトします。

• Wholesale Suiteは WooCommerceインボイスシステムに新しいインターフェースを導入し、ストアオーナーがPaymentsタブ内で直接請求書を管理できるようになりました。この更新は、請求書のトラッキング、支払い状態のモニタリング、PDF請求書のダウンロードを個別でユーザーフレンドリーな場所にまとめることで、請求書発行プロセスを合理化します。
• Smash BalloonはWPFormsおよびFormidable Formsとの統合を導入し、ユーザーがWordPressサイトで直接カスタマーレビューを収集、表示できるようになりました。この機能により、ユーザーはカスタマイザーでレビュー投稿フォームを作成することができ、ユーザーが作成したコンテンツをよりコントロールしやすくなります。
• WP Mail SMTPは、メール送信に失敗した時にユーザーの端末に即座にアラートを出すプッシュ通知を導入した。この機能により、重要なアラートを見逃すことがなくなります。
• WPFormsは、ユーザーがフォーム経由でアップロードされたファイルへのアクセスをコントロールできるFile Upload Restrictionsを導入しました。この機能では、WordPressのユーザー権限グループ、個々のユーザー、またはパスワード保護に基づいて制限することができます。

新規プラグイン

• WPConsent– ユーザーの同意を管理し、GDPR や CCPA のようなプライバシー法に準拠するための軽量かつ強力な WordPress プラグインです。複数の同意タイプをサポートし、一般的な Cookie プラグインと統合します。
• Duplicate Post by AIOSEO🔥 – ついに、WordPress用の強力なDuplicate Postプラグインが登場しました。また、ライブバージョンに影響を与えることなく、シームレスなコンテンツ更新のためのスケジュールリビジョンを備えています。
• ClassifAI– AIを使ってコンテンツのタグ付けや画像のラベリングなどのタスクを自動化する無料のプラグイン。ElasticPressやWordPressのコア機能、多くの人気プラグインと統合されています。
• Remove Empty Shortcodes– 投稿コンテンツから空のショートコードを自動的に取り除くシンプルなプラグインで、データベースに変更を加えることなく、クリーンでエラーのない状態を保つことができます。

今月のWPBeginner Spotlightは以上です！WordPressエコシステムの最新ニュースや更新をお楽しみいただけたなら幸いです。

製品発表、機能更新、クールなプロジェクトなど、私たちが取り上げるべきだと思われるものをお持ちですか？次号で取り上げるかもしれません。

また来月、WordPressニュースをお届けします。WPBeginnerファミリーの一員であることに感謝します！

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